フラメンコっぽい曲の作り方(動画あり)

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目次

  1. フラメンコっぽい曲の作り方
    1. はじめに
    2. 弾いてみた
    3. リズム
    4. 曲の構成
    5. メディオコンパス
    6. テンポ
    7. ファルセータ
    8. アドリブ
    9. 奏法
    10. ドゥエンデ
    11. 最後に

フラメンコっぽい曲の作り方

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はじめに

とりあえず短いサンプルを二つ.
アルサプーア.

脳内コンパスを添えて.

まずはじめに「お前が言うなm9(^Д^)」って偉い先生方に言われそうなのを恐れずに敢えて言うと,そもそもフラメンコギターとは,フラメンコを弾くために最適化された楽器であり,その特殊な奏法の数々は,弾き語りその他ポピュラー音楽を演奏する為に存在する訳ではありません.

フラメンコはスペイン人の文化であり,一から十までスペイン人のやるとおりに演奏しなければなりません.
まあ,フラメンコ普及の為に,敢えて敷居を低く馴染みやすい曲とかアレンジで活動されている先生方を除くと,日本人が考えるフラメンコとか日本風のフラメンコとか,それってもうフラメンコちゃうやん?ってなりますよね.ええ,ハッキリ言ってどうでも良いんです.

例えばですよ.日本かぶれの外人が,もう日本が好きすぎて,大きくなったらニンジャになりたいと思っているとします.
彼は木を植えて,来る日も来る日もそれを飛び越えて修行しました.そしてある日「 よっしゃ!オレの忍術☆完成!! 」と主張したとして,我々日本人はそれを忍術として認めるでしょうか?
ニンジャになりたければ日本で修行しろ!ってなりますよね.そもそも今どき日本に来て忍術修行が出来るかどうかさえ謎ですが.
それと同じなんですよね.つまり,一般の音楽みたいに好き勝手やって「オレのフラメンコ☆完成ww」とか言えない.
本気でやるなら,スペインで修行したちゃんとした先生に習いましょう,って事です.
この様なセリフは,事あるごとに言ってます.言わないと,これからはじめる人が私みたいになっちゃうからね.

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そしてフラメンコを楽しむ為には,それそのものを勉強しなければなりません.
従って,今までそれをまったく聞いた事もない人が,フラメンコを理解しろと言っても,そもそもが不可能な話なのです.そもそも十年やってる私自身がまだよく解ってないから(笑).
てゆうか,スペイン人でも普通の人は解からんと思う.スペイン人の中のさらにマイナーな民族(ジプシー達)の音楽なんで,日本で言えば沖縄とかアイヌって感じかな.違うか.

そんな訳で,奏法の解説はしないと言いつつも,ただうpしただけではまったく理解される筈もないので,ちょっとだけ説明します.
まあ,私自身「なんちゃって」なのでそこはご了承を.
さっきも言った様に,本気でやるなら,ちゃんとした先生に習って下さい.

とは言っても,Youtube で鉄弦小僧がよくうpしてる様な「E,F,G のなんちゃってフラメンコ風w」よりかははるかにマシです(きっぱり).

弾いてみた

カメラ(LUMIX)直で撮って,その音声を DAW に取り込んで,テキトーにパルマとか入れてみました.

リズム

コンパスと呼びます.色々あるけど,基本12拍子で,

1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12

太字の所がアクセント.分かりやすく一般音楽で言うと「スネアドラムが鳴る所」

で,これを速くしてシンコペーションっぽくすると,自然に

12, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11

になりますよね.
まあ,聞きながら数える時は解りやすく 1 ,2 ,3, 1, 2, 3, 1 ,2, 1, 2, 1, 2
でおkかと.

フラメンコでは基本的に,この様にコンパスの中に全てがハマっていなければならない,とされています.

もちろん,曲によっては,4拍子のものもあるし,より複雑なものもあります.例えば,
1, 2, 3,1, 2, 3, 1, 2, 1, 2, 1, 2
とか
1, 2, 1, 2, 1, 2, 3, 1, 2, 3, 1, 2

などがあります.が,ここでは扱いません.ってか, 扱えません

曲の構成

歌詞とコード進行とリフレインから成るポピュラー音楽だったら,Aメロ,Bメロ,サビみたいなお決まりのパターンがある.
しかしフラメンコでは,クラシックなどと同じで最初から最後まで「曲の展開」があるのみ.
そして,繰り返しを嫌う.同じパターンが出現したとしても,前回とはどっか変える.
同じだと「なんかつまんねーな…」とされる.

メディオコンパス

本来の12拍が半分の6拍になります.
上記例では二箇所くらいそうなってます.ってゆうか,なってしまいました.
本来のそれとは全然違うかと思いますが,メディオとゆう事にしてください(泣).

テンポ

うーん,240以上はあるのではないかと.
上記の例で言うと「チャッチャッチャ」って手拍子が入ってるやつの「チャ」が一拍です.

あと,本来はずーと一定で演奏するべきものです.が,フレーズによってはそれが出来なかったりして,個人的な考えでは,そのフレーズフレーズで最適なテンポとゆうものがある様な.
だから,速くなったり遅くなったり,繋げる為に徐々に変えていったり,そもそも未熟なので勝手になったりします(笑).
独奏ではそのあたりはわりと大目に見てもらっても良いのではないかと.

言うと簡単なんだけど,ピカードのフレーズの中に,裏で入ったり休符を入れたり,まあ難しいです.
あと,ギター弾きながら自分の中では出来てるんだけど,テンポが変わってるうえにパルマが未熟なんで 余計よく解からん事になってたり もします(笑).

ファルセータ

メロディ.
曲によって,よく使われるメロディがある.それを切った貼ったしたり,弾き方変えたり,お洒落にしたり.
ものすご~く古い時代の天才達が作ってきた辞書みたいなものがあって,そこから引用して詩を作ってる様な感じ?

「あー,このメロディね」みたいなのがないとダメな訳.
この気分の時はこのメロディ,みたいな.

あと,それっぽい音使いとでもゆうべきものがあって,単なるスケールじゃなくて,変な音を入れたり,音階の変化の仕方とゆうか,エネルギーの流れ,みたいなものがある.

アドリブ

基本,アドリブです.次の展開考えて,フレーズをリアルタイムに繋げていく.うまく出来ると嬉しい.
なんで,上記サンプルも,同じものを弾けと言われても二度と弾けません(苦笑).

だけどもちろん,作りこんだ曲とゆうのもあって,これで完成!変更する余地なんてない!って曲も存在します.
本職は寸分違わず何度でも同じものが弾ける筈.多分.

奏法

クラシックでゆう通常のアルアイレ,アポヤンドに加え,

  • ラスゲアード各種
  • トレモロ(五連)
  • 高速アルペジオ
  • ピカード
  • アルサプーア

などがあります(難易度順).
が, 面倒なので解説しません.

ドゥエンデ

フラメンコに宿る魔力.精霊の力.
ドゥエンデが感じられるとムイ・フラメンカ(とってもフラメンコ的)となる.
最後のほう,個人的な趣味でカノン的コード進行になっちゃったけど, ドゥエンデもクソもねーわww

ちなみに,うちの親父は全盛期は本職顔負けの腕前でサビーカスとかパコ・デ・ルシアとか弾きまくってましたが,曰く,
クラシックなら,図面(譜面)どおりに弾くとなんとかなるが,フラメンコはそのとおりに弾いてもそれっぽくならない 」だそうです.
(注: いまはただのジジイです)

最後に

ここまで書いといてアレですが…

ぇーと,ここで言ってる事は 決して真に受けないでください(´・ω・`)
大嘘ついてる可能性大.

嘘ついてない事がひとつだけあります.
飽くまで「フラメンコ っぽい曲 の作り方」なのであって「フラメンコの曲の作り方」じゃないから.

スペインでフラメンコギタリストの家に生まれると,言葉より早くフラメンコを覚えさせられる.
三歳児くらいから英才教育を施されてるような,そんなのが何人も何人も生み出されて,特に優秀な天才が一生をかけて,フラメンコギターの世界がほんのちょっと前進する訳ですよ.

さて,もうおわかりですね?

ヲレラみたいな部外者の素人が聞きかじりで片手間にやったところで,どだい本物になんかなれねーんだww

やってるヲレらでもワカンネーっつってんのに,鉄弦ギターしか弾けない香具師が Youtube とかで「フラメンコ風」とか言っても失笑でしかないだろ.
そもそも鉄弦なんぞ誰でも弾けるし触るだけで音が出る.誰がどう弾いても同じ音が鳴る様に「改悪された」ギターである.
音色変えたければつまみ一つでおkなのに,木材がどうの塗装がどうのと,トラディショナルギターの世界を知らないからそんなつまんねー事で一喜一憂してられるんだよ(笑).
トラディショナルギターの場合,弦と爪と木だけで世界を完成させなければならないし,あまりに音が繊細すぎてちょっとコンプ掛けるだけでも一発で音が違うってバレる.許されるのは薄い空間系のみ.
アポヤンドで弾かなければならないナイロン弦はいちいち発音タイミングがどうしてもワンテンポ遅れるし,鉄弦しか知らん奴にとっては楽器そのものが出せるダイナミクスや表現の幅が広すぎて思い通りの音なんかどう頑張ったって出せっこない.最初はろくに鳴らないし,頑張っても汚ったねー音しか出ないから.
もしフラメンコギターが誰にでも弾けるような楽器であれば,もっとプレイヤー人口が多い筈である.誰でも一度はナイロン弦を触るけど,弾きこなせないからみんな鉄弦に帰って行くのだよ.
現に私は20年メタルをやってて,スウィープ(笑)とか子供だましの技で喜んでたが,フラメンコギターに転身して最初に出来た事は 冗談抜きでチューニングのみ だった.
スットコ音が鳴っていない某P.G.の「フラミンゴ」が失笑レベルと言えばお解りになる人なら解るかと.

そうゆう世界なんですよ.知らないほうが幸せな事もある.
普通の音楽で満足出来るとゆう事は幸せな事なんだ.

素人にとって絶望しかないこんな世界に,そもそも伝えたい事なんかなんにもないのに,練習を続けなければならない事をなんと呼ぶか?

苦行以外のなにものでもねーわw

って事です.ハイ.
まあ,これからやる人の参考にでもなればと.

※鉄弦ギターはもうとっくにやり飽きててマジで興味ないんで,SNS で絡むのはやめてね.

↓私も使っていました.
はじめて買う人にはお勧めです.

YAMAHA CG182SF フラメンコギター

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書いた人

me 小津雪ヲ: 生きるとゆう事は,雑多な問題に対処するとゆう事.
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