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月額480円!「格安スマフォの勧め」
注意: この記事は2014年に書かれたものです .
内容的にもうだいぶ古いので,改訂にあたり気づいた点は補足を追記し,一応,現在でも通用する情報を残していますが,合わせてこちらの記事も参照してください.
発端 「そもそも使っていない」
私はつい最近までX01Tとかいう初期のスマフォユーザーだった訳だが,家には光ファイバーがあるし,引き篭りだし,自宅サーバーで独自開発のホスティングサービスとか運営してると,当然作業環境にもコダワリが生まれる訳で.
Emacs キーバインド + AZIK を Happy Hacking Keyboard で,みたいな,普通の人にはそれが何なのか想像さえ出来ないであろう特殊な環境を使い倒してると,スマフォなんて不便で中途半端なものは,本職の用途ではぶっちゃけ使えないのである.
そもそもスマフォなんてものは,消費するだけで何も生み出さない,ただの一般ユーザーが使うものであり「表示用デバイス」に過ぎない.
しかし,私がモバイルに求めているものは,出先からでも Unix リモートコンソールにSSHログイン可能な完全な作業環境なのである.
だからせめて,ハードウェアキーボードを備えた上記X01Tなる機種となる訳だが,それももう長らく使っていない(–;;
家用電話として,いまもプリモバイルで着信のみ出来る様に維持はしてるけどね.
これは,プリモバイルカードをネットで買って,最終的な維持費は月額200円程度.しかし,着信のみ可能で発信もデータ通信もなし.
まぁ家ではVoIPアダプタがあるから(ハードの)IP電話で発信してた.
そんなこんなで スマフォとやらに何を期待する訳でもなく,約7年が経過 した.
それよりもっと以前,携帯でメールが送受信出来る様に「やっと」なった頃は,時代の最先端を行っていて,他にそんなもの誰も使ってなかったのに(笑).
従来のモバイル
一般的な契約では,使い放題の維持費はだいたい月額6000円程が相場であろう.
しかも,パケットは定額でも,ちょっと本格的にモバイルしようとノートPCなどを繋ごうものなら,とたんに別料金が課金されたりもしてた訳だよ(今まではね).
PHS のデータ通信専用カードとかもあったけど,エリアに不安が残るし,いまいち格安感はなかったな.
発見
白ROM,SIMフリー端末というのは昔から知ってたけど,一部のヲタク共の趣味で,自分で使う事はないと思ってた.
だいたい,インフラに夢中になるという感覚が理解出来ない.普通に考えて「水道に夢中に」なりますか?
まぁそれを言えば,Unix サーバーに夢中になるのも同様なのだが.
しかし,NTT-WESTのポイント交換ページでコヴィアなる端末を見つけて,格安データ通信SIMの存在を知る.
これは,ここ1~2年で登場してきた新しい可能性である.
何が良いのか?
もちろん安いから良いに決まっている.
しかも,発端で示した様な,ただ安いだけの非常用着信オンリーという使えない子でもない.
ちゃんと発信も着信も出来て,データ通信使い放題,エリアは DOCOMO 相当.スマフォの全機能が使用可能,さらに,WiFiテザリングでノートPCなどの外部端末を繋いでも料金変わらず(超重要).
欠点
ずばり「遅い」の一点に尽きるであろう.
だが,使えない速度という訳ではない.実効速度は 220~250kbps(公称)程度なので,巨大データ転送以外なら十分な性能であろう.
この田舎では,実測でだいたい 0.5Mbps出ている様だ.
キミ達,ISDN 知らないだろ? 64k+64k==128kbps のMP接続で「速ぇえぇぇ!」って喜んでた時代 を知らないだろ?(そう昔の話でもないんだぜ)
現物
ではすっ飛ばして現物を紹介しようか.
まず購入すべきなのは,この2014年夏に出たばかりの Quad core, Android 4.4 搭載の最新機のコレだ.
発売前から最もユーザーに期待された端末である.
続きます