溶接用マグネット式クランプの制作
先日,総重量180kgの溶接テーブルを作ったのだが,クランプ用の穴の空いていない(鉄板そのものの)溶接テーブルで,中央付近でどうやったらワークをクランプ出来るかを考えて思い立った.
「磁石を使えば良いやん!」
しかし,適当な磁石が思い浮かばない.最初は大きなネオジウム磁石を使おうと考えたが,どう考えても磁力が足りない.
そんな時に見つけた.オン/オフレバーが付いた磁石である.本来はダイアルゲージなどを固定する為のもの.
磁力は80kgという事なので,十分だろう.
反対側のボルトは,浮き上がり防止の足.接地させて使う.
テコの原理で,クランプ部とこのボルトの距離が1:1であれば,吸着力の100%でワークを保持出来る筈である.
しかし,この磁石,どう考えても80kgもの保持力があるとは思えない.せいぜい15kg程度.
なにが80kgやねん,クソが!!!!!
返品してやろうと思ったが,まぁ溶接用のマグネット(クランプではない)としては使えるので,キープしておく事にする.
レバーをオンにすると,底面と背面の磁力が有効になるので,本来の目的としてはまぁまぁ使いやすい.
それでも納得はいかないが.
という事で,もしこの手のものを作るなら,より磁力のあるこういったリフティングマグネットを使いましょう.
海外Youtuberで唯一,同じ事をしている人がいたが,その人によると,このマグネットの外装プレートはアルミで出来ているらしい.
磁石で確認してくっついたから鉄だと思ったらしいが,中身が磁石なのでガワがアルミでもそりゃくっつくわな(笑).
なので,同サイズのプレートを鉄で作り直す必要はある.
以上,参考にしてみて下さい.
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