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Orangepi One & PC2 と Raspberry Pi3 Model B+の紹介
検索で飛んこられる方が結構おられるので改めて紹介しようかと.
Orangepi One
CPU | H3 Quad-core Cortex-A7 H.265/HEVC 4K (32bit) |
MEMORY | 512MB DDR3 (shared with GPU) |
NIC | 10/100M Ethernet RJ45 |
I/F | USB2.0x1,USB OTG,HDMI,Ethernet, DC IN |
公式ケースに収めたところ.
リセットSWが干渉して押しっぱなしになるので,ケース側でSW部分のプラをちょっと外に押し広げると良くなった.
デスクトップ.ほぼ Debian 系ディストリビューションそのものとして使用できる.
使用した感想
最小限のI/Oと機能が凝縮されたかわいいやつ.
ただ,Orangepi ONE 用 Armbian のカーネルが,HDMI サウンドを認識していない.そこだけかな.
Armbian の他,別の MicroSD に Retrorangepi を入れて差し替えて運用している.
その後,ビットゼニーマイニングの為,ケースを加工して 5V ファンを追加した.
が,ファンレスでもそこそこ動く.電源も割とテキトーで良い.
32bit マシンの完成された究極の姿かと.お気に入り.
Orangepi PC2
CPU | H5 High Performance Quad-core 64-bit Cortex-A53 (64bit) |
MEMORY | 1GB DDR3 (shared with GPU) |
NIC | 1000M/100M Ethernet RJ45 |
I/F | USB2.0x3, USB OTG, HDMI, オーディオOUT, GbE, IrDA, DC IN |
Armbian デスクトップ.
ブラウザなんかを動かすと重い.
コンソールを多数開くとかファイル管理とかその程度なら十分 GUI も使い物になるが,だいたいこのへんのユーザーはそもそもがもとよりサーバー用途が目当てだと思う.
もちろんサーバーとしても快適.
うちでは IMAPサーバー, WEBサーバー, ファイルサーバー,及び各種有線マシンに WiFi 親機への接続を提供するイーサネットコンバータとして動作させている.
ただ,負荷100%ではクロックダウンが頻発するので,冷却する事に.手持ちの部品を物色.
チップが干渉するのでまずこのサイズのアルミブロックを切り出して,SoCに下駄を履かせる.
Unixbench 通る様になった.が,まだ落ちる.電圧足りてないっぽい.
電源を交換,5V3A 満たしていても,起動すらしない駄目なアダプタもある.
ファンも試行錯誤中.
これは自作したケース.しばらく使っていたが,公式ケースを破壊加工する事にしたので引退.
使用した感想
こいつは電源にもの凄く相性がある.素人にはおすすめできない.
負荷100%では冷却も必須.
でも公式ケースがファンレス仕様なので,上記の様に自分でなんとかしないとダメ.
電源と冷却の問題をクリアすれば,ものすごく安定する.
Orangepi ONEと共に負荷100%でビットゼニーのマイニングを一ヶ月続けたが,特に問題はなかった.
マシンパワーもあって良いのだが,デスクトップとして常用出来るレベルではないかな.そもそもメモリ1GBでは今日びジョークだろう.
ただサーバー用としても X 環境があるおかげで助かる事も多く,Syncthing, UNISON, ネットワークマネージャの XFCE4 アプレットなんかを(VNC経由で)そのまま利用している.
USBポートもx3とゆうのが中途半端で,もうひとつあったら良いのにと思う事も少なくない.
総じて,上級者用だと思う.今から買うならラズパイ4か,安く上げるなら Orangepi3か4 をお薦めする.
続きます