MkII
特徴: 鉄板が薄く,華奢で軽い.五徳のギミックが面白い.
燃焼開始から10~20分くらいでこの状態に達する.
熾としても同じくらいの時間持続する.必要であれば少量の燃料を継ぎ足せばずーっと維持可能.
二次燃焼用の穴が少し見えている.ここから温まった空気が噴出して二次燃焼する訳.
調理してみる
夜,暗い状況で実際の調理に使ってみる.
燃料の薪と小枝を適度に詰める.
レストアした鍋.
不快な煙は出ないとは言ったが,ススが全く出ない訳ではないので,鍋の底はやっぱり黒くなる.
これはそれを見越して,全体をバイクのマフラー用の耐熱ブラックで塗装したもの.ススが目立たない.
家庭菜園の野菜などが入った煮物が完成.
焚き火だと一回調理するのにそれなりの薪を用意しなければならないが,こいつは本当に少しで良い.
この程度の調理であれば,燃料は最初に詰めた分だけで十分である.
使用した感想と注意点など
個人的には,人類が作った道具の歴史上,完成度とゆう点で,自転車などに匹敵する凄い発明品だと思っている.
燃料ストーブだと燃料を買い続けなければならないが,ウッドガスストーブは,それだけで半永久的に機能するのである.
ただ,ステンレス製とは言っても,中華製なので結構錆びる.
この為,私は使用後はキッチリと洗浄し,油やシリコンスプレーなどで防錆してから保存している.
よくブリキ缶の焚き火ストーブなんかは錆びて一二年でボロボロになってしまうけど,鉄は加熱されると酸化するからである.
なので,ストーブの材質としてはステンレスである事が絶対必須.
構造が単純なので空き缶などを利用して自作する事も簡単だし,実際幾つか作ってみたけど,寿命を考えると買ったほうが安い.
防錆しつつ使い続けている限りでは,現在までのところ肉厚が薄くなっているとかは感じられない.まだまだ使えそうである.
山道具を簡略化したい人には文句なくお薦め出来る一品.
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余談
しかしソロキャンプがまた流行ってますな.
私もこの手の道具類は好きなのだが,なんかファッション的に扱われる流行りモノが大嫌いなので今まで言及は避けていた訳です.
そもそもとっくの昔にやり飽きてるしね.自作したものも含めていっぱい持ってはいるが.
都会の人間が用もないのにわざわざ山の中に行って,買ってきた道具をなんの工夫もなくそのまま使ってブッシュクラフトとか(笑).
私に言わせれば,野外生活なんぞ「その必要があって」やるべきものである.
例えば山で仕事してる木こりやら農夫やら猟師やらネイチャーガイドやらが貴重な昼休憩で下山する時間がないからやむなし現場で食うとかゆうなら解る.
そして仕事でその手の需要がある人間にとっては道具なんぞ「使えりゃ良い」のであって素人みたいなシャレオツ感なんぞどうでも良いのだよ.
ママゴトみたいなテーブルやら椅子わざわざ持っていかんて.そのへんの岩やら切り株で十分だろ.
我々アングラーにしたって,都会から来たアホな余所者共みたいに海でテント張ったり(笑)BBQしたり(笑)なんぞしない訳だよ.
ああゆうのは 地元民にとってドヒンシュクで迷惑以外の何ものでもないのでやめてもらいたい. てゆうか最初から来るなと言いたい.ゴミ捨てていくだけでは飽き足らず, 波止にウンコしていくんじゃねぇよ馬鹿共┐(´д`)┌
お前らにとっては「アウトドア」かも知らんけど,我々にとっては「日常の生活圏」だからな.
毎朝分単位の釣りをしてる我々にとって,キャンプ道具なんぞ例えソロ用であってもそんな邪魔な道具を持ち運ぶ無駄な体力も使う時間もないのである.
せいぜいおやつ一回分持っていくだけだし,飯とか炊いてるヒマがあれば家に帰って普通に食うから!(笑)