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24Vバッテリー式溶接機と24Vワークライト兼アジング集魚灯の制作
そこそこマシなバッテリー x2を入手したので,前からやってみたかった,バッテリー直結の溶接機を自作してみました.
これだけでは用途が限られているので,汎用電源としての利用を考慮し,さらにアプリケーションとして,ワークライトを制作したので紹介します.
24Vバッテリー溶接機の自作
って言うか,もう出来ました,ハイ.
乗せるやつ作るだけだからな;;
…気がつけば,写真撮ってる暇もなく完成していた.
でも練度の低いTIGを併用したせいか,何故か死ぬほど溶接歪みが出てしまって,クランプで矯正中.
それでも直らんので結局ハンドルを一度切除した.
クランプ&マグネットを総動員し,巨大スコヤで確認してるけど,たかだかこんなものに5mm程度も溶接歪が出てしまって,もはや何を基準にして良いか解らない程自信をなくした(笑).
中華溶接機で一般的なトーチ&アース用コネクタ オスメスx3セットをアリエクで格安購入した.
バッテリーターミナルはアマゾンで購入.
古いアークのキャプタイアから配線を制作する.
極めて危険なので,感電には注意.一応もう一つバッテリーがあるのだが,36V仕様は自粛した.
危険という理由もあるが,24Vで留めておけば,汎用電源としてそれなりに利用価値がある.
それに,ただでさえすでにクソ重いので,これ以上重量を追加する気にはなれない.
ちなみに,このバッテリー,見た目も型番も同じくせに,+-の位置が何故かそれぞれ反対なのだ.
まぁそのおかげで,このシンメトリカルなデザイン&配線が実現しているのだが.
配線が終了.溶接機として使用出来る.
バッテリー自体はまだ余命たっぷりで,フル充電で片方は13V弱,片方は13V以上ある.
12V/24V両対応の充電器なら,直列でまとめてやっても良いし.個別にバランス充電(笑)しても良い.
SUZUKID Z-3 2mm で.
一応なんとかビード引けるけど,パワーが全然足りない.こりゃダメだ.使い物にならない.
それで,トランス式MMAの時代に使った事のある低圧用溶接棒を思い出した.
SUZUKID B-1 1.6mm 500g を購入.死ぬほど割高なのだが,アウトレットでケース破損品が安くなっていた.
それでもクソ高い.素人向けだと思って足元見やがって.
すでに溶接棒ホルダーも装備してある.
この溶接機はアジング用の集魚灯の電源も兼ねているのだが,その時はここがロッドホルダーになる予定(笑).
うむ,予想通り好調.
(溶接自体は,バッテリーを最大限離した状態でやっているのでご安心を)
弱々しい事には変わりないものの,少なくともアークスタートと維持は問題ない.
一番下が最初のビードで,運棒を微修正しながら,一番上が最後のビード.
か弱いビードだが,Z-3よりは全然使える.
実用するとなれば薄物専用だが,電源の使えないところでそんな薄物を溶接する機会がどれだけあるのかは別の話である(笑).
3Dプリンタでターミナルカバーを制作した.
右は別記した自作ワークライトで,原付バッテリーx2個をスタンドアロンで搭載しているので単体使用出来るのだが,アジング時の集魚灯としての使う時はこのバッテリー溶接機が電源となる.
一応これで完成だが,36Vではなく,24Vで留めておいたおかげで,色々と利用価値はありそうだ.
CNCプラズマテーブルの自作する予定なのだが,ステッピングモーター用の電源としても利用するつもりである.
24V ワークライト兼アジング用集魚灯の制作
壊れた古いナナオのモニター.スタンドがなかなかに立派だったので,何かに使う為に取っておいた.
まず,ホールソーでここに穴を開ける.
原付用バッテリーx2 のターミナルが覗いているのがお解り頂けるであろうか.
なにをするのか,あとで解ります.
ベースがステンレスで,溶接して潰してしまうのがなんか勿体なかったのでこんな感じにビス止めにした.
このライトを使う日がやっと来た.
集魚灯を作るつもりで,数年前に買っていたが,使うのが先延ばしになっていた.
一応こんな感じでそれぞれ独立して別方向を照らす事が出来る.
アジング用でもあるので,下方向への角度は一応配慮しているが,これで十分かどうかはまだ解らない.
アルミの練習がてらTIGでホルダーを作ろうとしたのだが,調子が悪くてうまく溶接出来なかった.
代替策として,バッテリー同士は強力両面テープで,土台への固定は強力マジックテープで固定.
でも,これはこれでうまくまとまった気もするので,下手にステーを作るより良かったかも知れない.
海にドボンしたとしても,バッテリーが外れる事はないだろう;;
アジング用集魚灯として使う時は,24V自作バッテリー溶接機を電源にする.
ちなみにこれらのバッテリーは全て,廃品という訳ではなく,良品が予防的に交換されたバッテリーなので,まだまだ余命たっぷりである.
でも容量も軽さも,このSUPエレキ用の最新リン酸鉄バッテリーには全然叶わない.
別次元の性能.
あと,探したら昔のスポーツカー180SXのヘッドライトがあった.
片方の固定金具が紛失していたが,天秤用のステンレスで自作.
余ったH4 LEDが二つ,自作ソーラーシステムに繋がっていて,天井からぶら下がって追加の照明になっていたのだが,
以上,参考になれば幸いです.
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