キャブレターのオーバーフローが起こった.
最初,まともにクラッチミートしない事から始まった.
ガソリンがクランクケースに落ちてオイルの粘性が下がった為,クラッチ板が滑らなくなった様だ.
オーバーフローの原因は幾つか考えられた.
- コックの負圧取り出しにお漏らし
- ポンプの負圧取り出しにお漏らし
- キャブレター
この順番に部品を交換したが,全て症状変わらず(–;;
結局,原因は,フロートバルブの受け側(フロートバルブシート)のOリングの劣化.
購入したキャブも同じ症状だった.
純正部品はアッセンブリーしかないので,耐ガソリン仕様のOリングを購入して解決(約一ヶ月くらい格闘していた).
あと,負圧コック,負圧ポンプと言えど,RES使用時はキャブのリターンから逆流している様だ.
RES時は自然落下になるという事である.
分解中のキャブ.
ポンプ.
振動膜が負圧でこの内壁にぴったりと張りつく.
そこにバリというか,溶接のスパッタが飛んだ様な凸が飛び出ていて,膜が傷ついていた.
まだ破れてはいなかったが,将来的には明らかに負圧取り出しへのお漏らしの原因となる.
車種(一定範囲の車番のみ)固有の欠陥らしい.
削ってペーパーを掛けた.