そんな訳で,基本赤字の釣りはしない,費用対釣果を重視する私が,基本坊主の釣りである大型青物を狙うのには理由がある.
大型青物と対峙した事のある人は,人生が変わる.他の魚では味わえないそのファイトは強烈である.まさに命のやり取りと言って良い.
ちなみに,ルアーマンのターゲットとしてメジロ(ブリ)を超える魚は,ヒラマサ,カンパチ,マグロ,GT があるが,そもそもこれらは船で狙うべきターゲットである上,この辺の海ではメジロとカンパチしか回遊がなく,カンパチはシーズンが違うので,事実上メジロが最高峰のターゲットである.
繰り返すが「狙って」大型青物を狙ってるんで(日本語変だけど),以下,それを前提に読んで欲しい.
27日
実績のあるポイントに立つ.そろそろシーズンインか?この辺の海で「狙って」釣れる可能性があるのは,釣り公園(==船と同じ)を除いて,この時期のここだけ.
数日前より朝マズメのチェックを開始しているが,気配はない.
とてつもないボラの群れ.見たこともないレベルで湾内が黒い絨毯である.
気配のない青物を狙うよりボラのスレ掛かりを狙ったほうが楽しい(–;;
とゆうより,狙うもなにも,1000%掛かるレベル.投げ込んでボラに掛けずに回収する事が不可能な密度である.
知ってる人は知っている.実は磯の寒ボラはかなり旨い.鯛の代用品として知られているが,この数日前に弟が同じ場所で63cmだかの真鯛を仕留めたので食い比べたが,満場一致でボラの圧勝であった.
(春先にもなるともう臭くなるので注意.ボラに関しては【こちらの記事】を読んで下さい)
29日
メジロを仕留めた高校生アングラー.
くそ!ヲレはバラしてばかりだ.
風向きによっては,サーフにプランクトンが吹き集められ,ベイトが溜まる事がある.
が,今日は気配はなし.
1キロ程離れた河口近辺.
どちらも実績があるのでどちらが良いかはその日の賭けである.
地元の常連ガチ青物マン二人組が隣で投げていて,ひとりがサワラ83cmを仕留める.
もう一人も同サイズを掛けたが痛恨の足元バレ.
ヲレは,バイトをとることが出来なかった.どうやらマイクロベイトを偏食しているらしく,ジグでは相手にしてくれない.
ちなみに二人共ヒットルアーはスピンテールだったようだ.
続きます