さらなる匿名性
どうせやるなら更なる匿名性をとゆう事で,幾つかこだわってみた.
なお,今回は Android 4.4 でも動く過去バージョンなどをネットから取得して入れる必要があった.
これは言うまでもなく セキュリティ的に はお勧め出来ない行為であるが,実験機となった端末の都合上の事なのでご了承を.
Amazon アプリストアから
- OpenVPN Connect: ネットワークに出て行くパケットを全てVPN経由にして匿名性を高めてくれるソフト.
- Wikipedia Lite: どこが軽いのかあまり良くわからないけど.オフライン版も存在する様だ.
- Maps.ME: フリーの GPS ナビソフト.オフライン利用可能.
- Opera Mini: Android 4.4 でまともに動く現代的なブラウザを探したらコレしかなかったorz
F-Droidから
- Mozc for Android: Google 日本語入力から Google を排除したIM. Unix ユーザーにはお馴染み.
- Syncthing: ローカルまたはインターネット経由でファイルを同期する.
- SkyTube: Google アカウント不要の Youtube クライアント.
APKMirror, APKPureから野良ビルド
- DuckDuckGo: あなたを追跡しないブラウザ(過去バージョン).
- Tor Browser: onion ルーティング(過去バージョン).
- ES ファイルエクスプローラー: 昔は定番だったけど.今は広告まみれに成り下がったとかなんとか(過去バージョン).
- Nova Launcher: 定番ホームアプリ(過去バージョン).
自前で他の端末から移動(元は Google Play にあったもの)
- Apps Backup Restore: インストール済みのアプリを APKパッケージで保存する.
- Protonmail: 暗号化メールソフト.ブラウザメールなのだが,Gnupg ユーザーともやりとり出来る.永世中立国であるスイスに本拠地が在るので他国の法的介入を受けないとゆう事になっている..com より .ch ドメインを選択する事をお勧めする.
- CSipSimple: マルチクライアント対応 IP電話アプリ(過去バージョン).
- Dr.Web Light: マルウェアの検出.
Amazon アプリストア製アプリについて
私が試した限りでは, Amazon アプリストア製アプリは,Amazon アプリストアにログインした状態でないと使えない ようだ.
例えば,この Google レス環境から APK を抜き出して通常の端末にインストールすると,当然そこには Amazon アプリストアがない訳で,警告が出る.
Opera Mini と OpenVPN Connect で確認.
やはり,Google と同じく,Amazon もグレーとゆう事かも知れない.
課題点
今回は電話発信や SNS などは基本的にやらない環境を作ったのだが,普通に使える環境にする場合はぶっちゃけ アドレス帳の同期が 一番問題になると思う.
最低でも CSV に出力して他のアドレス帳ソフトにインポートする必要はあるだろうし,それらが Google と同じく使用端末全てで同期出来る様な使える代替サービスであるかどうかも解らない.
まぁ私の場合, 友達自体が居ないのでアドレス帳の必要性を感じない だけの話である(笑).
使用した感想
ただ,例えば日常の買い物などは,普通にヨドバシなどのアプリをインストールすれば使えるし,SNS も同様である.
電話機能は上記リストにも含まれている IP 電話アプリで問題ないだろう.
オンラインストレージサービスも豊富にある.
Google アカウントにログインしないで何とか使えそうな端末を作るだけなら, 実はそんなに難しくない .
本当に一切の接続を許さないとなれば,以前のファイアーウォールを作る!セキュリティを高めようで紹介したスクリプトを改良し,IPアドレスベースのパケットフィルタを併用する必要がある.
そうなると単純にローカル環境だけの話ではなく,繋がらない(Google アナリティクスを埋め込んだ)サイトをも全て排除する事になると思われる.
果たしてそのレベルでの使用が本当に便利なものかと言われれば,大いに疑問が残る.
ただ,多くの人がこの問題に感心を持てば,近い将来,より健全な代替サービスが登場してくるかも知れないので,そこは期待しようと思う.
以上,参考になれば幸いです.