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中華製マキタコピー18V(互換電動工具)は使えるのか?
マキタの電動工具はラインナップが豊富なせいか,世界でもデファクトスタンダードであるらしい.
そのおかげでこの様なバッテリーが共通の「互換工具」が(主に中国で)作られている.
純正に比べて圧倒的に安いので,もしこれが使えればユーザーとしては選択肢が広がるのである.
そんな訳で,これらの互換工具が本当に使えるのか検証してみた.
インパクトレンチ
18Vブラシレスモーター搭載,マキタのプロ用シリーズとバッテリー互換のインパクトレンチ.
本体のみ約3400円でアリエクにて購入.
通常の6.35mm六角軸チャックを装備したインパクトドライババージョンも存在しているが,私はインパクトドライバはすでに多数保有しているので,今回はレンチにしてみた.
ただ,私はバイク乗りとは言え,レンチは殆ど使わない.
なので,これが購入の決め手となった.なんと,六角軸がそのまま挿せるのである.
こんな感じに.
(トリガー上にLEDももちろん装備している)
ソケットを装着してみた.
ビットによっては上手くハマらなかったりと相性がある様だが,幸いにして私の所有するビット(20年以上前のBOSCH??)は問題なく使えた.
残量メーターの他,速度が三段階に切替可能.
逆転時は速度切り替えではなく,オートストップモードを使うかどうかの選択のみ.
一応,六角ビットはマグネットで固定される様になっている.
従って,底が平らのビットの方が接地面積が広い分,よくくっつく事になる.
ちなみに,チャックの底のネオジウム磁石は当初接着剤で軽くくっついていただけであり,デフォルトではほぼ外れていた(笑)ので,脱脂後エポキシにて再接着してやった.
こんな感じ.
ただこれでも,ビットがビスの頭に貼り付いて引き抜かれてしまい,脱落するとゆう事は割と頻繁に起こる.
なので,この穴からホットボンドを流し込んで固定してしまえば良い.
そしてプライヤーで掴んで力ずくで一度引き抜く.
するとこうゆう状態になるので,このホットボンドの残りカスが絶妙のフリクションになって通常使用では抜けなくなり,外したい時も普通に外して他の先端工具に交換出来る様になる.
そもそも私の場合,他の先端工具を使う時はそれぞれをセットした工具ごと持ち替えるので完全固定でも別に問題はないが.
結論として,ブラシレスだけあってパワーもあって,一応普通に使える.
マキタの本物に比べて若干頭は大きいが,概ね通常品の範囲内である.
LEDもトリガー半押しで回転前から点灯可能.
ただ,極低速回転が出来ない.最弱でもいきなり一定回転数に達してしまう.まぁこうゆう仕様のインパクトも多いので特に気にならないが.
あと,中華製の常として,***Nmとかやたらパワーを誇張して売っているが,実際使用した感覚としてはせいぜい120~140Nmといったところ.
約3400円とゆう値段を考えれば十分使える.
が,最高性能が欲しい人は素直にTD171を買いましょう.
続きます