実験環境はこんな感じ.
得体の知れないストーブをはじめて着火する場合,屋外でテストする事を激しくお勧めする.
撮影の都合上の事だが,決してこの真似をしてはいけない.
もし暴走して制御不能になれば燃料が飛び散る事は避けられず,そのまま引火するのは確実である.
そうなれば消火器がない限り火事は避けられないだろう.
プレヒート皿にアルコールを入れて着火.
オプティマスよりプレヒートがかなり早い気がする.
もっとも,オプティマスを使っていたのは大昔の事なので断言は出来ないが.
内圧が上がってくると自動的に着火する.
ハンドルは
- 右に回しきると:「閉じる」
- 中央あたり: 「燃焼」
- 左に回しきると:「クリーニングニードル上昇」
全開で安定燃焼中.
蒸気機関車の様な爆音もオプティマスそっくりである.
この音がソロキャンプで心強いと言う人も居るが,馬鹿げている.
私の自転車日本一周での経験で言わせてもらえれば「 野営は気配を消してこそナンボ.最も危険な動物は人間なのであり,発見されない事こそが最上の安全 」なのである.
約五分で沸騰した.
消火はバルブを閉じて一旦火を消したあと再び開けて,内圧を下げてから保存する.
特に問題はない様である.
ただ,プレヒート用アルコールは通常のボトルではこぼさずに注入する事はほぼ不可能である.
なので付属のボトルを使用する事をお勧めする.
まとめ
今更ガスと比べてのガソリンの利点などを論じるつもりはなく,以下は純然に「オリジナルと比べて」のレビューである.
- 圧倒的に安くて十分使いものになるストーブである.
- プレヒートが短く,むしろピークワンなどのポンピングよりも手間要らずと言える.
- デザインは思いのほかしっくりくる.もしオプティマスが 123R の後継を作るなら,こんな形になっていたかも知れない.
- 部品の互換性は多分ないかも知れない(が,壊れる部分もほぼ無いので無問題だろう).
- 内圧異常時の安全弁が装備されていないのはやや気になる.
オマケ
ピークワンも持っていた.
幾らガスが性能向上を果たしたとは言え,この状況ではまるで話にならない.
そんな時でもガソリンストーブならまったく問題ない.圧倒的火力である.
以上,参考になればと.
次回のコレ系としては自作のアルコールストーブなどを大量に紹介する予定です.
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