ポイントオブノーリターン.帰還不能地点.
どの道にもそれはある.
自転車の場合は,
はじめて自転車を買った時.
はじめて自転車を改造した時.
はじめて自転車のコンポーネントをセットで大人買いした時(–;
はじめてフレームを買った時.
はじめてホイールを組んだ時.
はじめて自転車を○×△□.
そして「はじめてカーボンフレームを買った時」となる.
アンタレス305.
アンタレス製650Cでは最高グレードのもので,シートチューブ以外がカーボンで組まれている.
カーボンフォークのコラムまでがカーボンである.
ここまでするなら,なぜシートチューブだけアルミという面倒な事をしたのか,と考えてしまうが,やはり剛性の確保なのだろう.
いつかは305と思っていたのだが,さて,出会いは唐突にやってきた.
480ミリがヤフオクにて1万円スタート.これは逃してはならない.
結果,\36.5k- にて逃げ成功!
(消費税やなんかの手数料などが加算されて,実際には\43k-くらいになったが)
BB固着の有無やエンドの曲がりはもちろん確認済み.
しかし,まず到着前の時点からトラブルが発生した.
西濃運輸で送られてきたのだが,追跡で見てみると,なんと和歌山営業所に24時間以上も留め置きされている.
しかも,次の日にヤマトに配送委託とかされている(–;;
結局,届くのが大幅に遅れたので送料\3k-(これも実は問題だった事がわかった)のうち\1k-を西濃から返してもらえる事になった.
で,届いた姿に驚いた.
エリエール(トイレットペーパー)の空箱に挟んでガムテープを数箇所留めただけ.まるでゴミの様だし,実際にゴミかと思った(–;
もちろん,エンドやフォーク先端の保護などは一切なしで,全体をプチプチで巻いただけ.
カーボンフレームがこの様な扱いを受けるとわ…とてもプロショップのやる事ではない.
しかも,西濃が言うには,送料が\2.3k-なのだそうだが,俺が払ったのは確かに\3k-である.
つまり,このゴミ梱包に \700-である.メールでも確認済み.
フレームの状態は…まぁ乗りっぱなしがバラされてそのままの時にありがちな油やシールのドロドロ状態.
これはまあ了解していた事なので良いのだが,肝心のエンドがばっちり曲がっている(–;;
質問で曲がりなしと確認しておいたのに曲がってる.
ビスが一本しか入らないくらい曲がっているぅぅ;;;;;
これは,実は金床で叩く事で,ほぼ問題なし程度には修復可能であるし,実際に修復した.
が,アルミパーツ故に将来的な事を言えば,強度に不安がなくもない.
でももちろん壊れるまで使うので,実際には大した痛手ではないのだが,事前の確認とは違うのでエンドパーツ分の代金と送料を返金してもらう予定.
梱包加減と送料にもムカついているので,あの梱包で飽くまで手数料を主張するなら,こちらも「エンドパーツ交換手数料」として送料の差額も請求ます,と言ってやった.
結局,相手がエンドの曲がりの非を認めた為,部品代,工賃込みで\3k-の返金となった.
あとは BB-7700 が付いているのだが,これの固着状況は未確認で落札となったが,案の定固着していた.
シマノオクタリンクだが,昔扱った事のあるシールド構造の105などとは違い,分解式オクタリンクというマニアックな製品で,普通の BB 抜きでは抜けず,6ノッチのD/A専用ツールが必要である.
これがまた\6.5k-と馬鹿高く,パークツールやペドロスの互換品でも \2.5k-くらいはする.
リアルあさひに電話で確認した所,クランク分解済み状態なのだから\1k-位で抜いてくれるという.
一度きりの処理なので自作派の感覚で言えばこれもまた高い気がするが,早く組みたいので持ち込む事にした.
店長の話では,専用じゃなくてもS字スパナならホームセンターなどに売っている可能性があるというので,フレームを預ってもらって近くのコーナンに物色に行く.
スパナコーナーには互換品はなかったが,自転車コーナーにホーザンの現物を\2k-で発見.
店員のおっさんと話しながら迷っていると,「道具貸してあげるから持ってきてここでやれば」との事なので,あざーす!!とばかりにあさひにフレームを取りに行く(–;
で,左は抜けたのだが,右(逆ネジなのは確認済み)が曲者で,S字スパナのひとつ爪では,アルミ(!!!)のBBアウターリングをなめてしまうだけであった.
6箇所の凹部分のうち,2箇所をなめた時点で,これは専用の五つ爪でないと無理と判断し,結局あさひに戻ってシマノ製の純正ツールで\1k-で抜いてもらう事にした.
(ちなみに,今の今まで自転車を組んだり分解したりしているが,これがはじめてのプロショップ委託である)
しかし驚いた事に,専用ツールでも回らなかった(なめる事はないが)ので,注油の上で日を置いてチャレンジという事になり,現在店舗に委託保管中である.
これが失敗すれば,ノコを通してワン自体を切断するしかない.
二度と使う予定はないとはいえ,BB自体も\7k-くらいする製品なので勿体ない話であるが,フレームそのものには変えられない.
そんな訳ではやく305に乗りたいのだが,手元にないものはしょうがない.
これが最後になるかもしれないし,301に乗る事にした.
そろそろ「ちょっとロードにでも乗ってみようかな」という様な気候になってきた事だし(ぉぃ
でもがっつり走る気はまだないので(–;;銀行のついでに業務スーパーで買い物しただけ.
しかしカバンもなにも持っていなかったのでボトルケージに牛乳.背中には卵と豆腐;;;
生活に密着していてこそ自転車であろう.多分….
これこそ酷い扱いではあるが(笑).
アンタレス305 フルカーボンフレームを購入!
この記事を読むのに掛かる時間: 2 分