開封の儀
普通に開けようとしたが, 硬すぎて開かねぇよ!!!
こんな道具を買った.(そしてしばらくまた忘れていて,半年くらい時間が過ぎたのだがね;;;)
さすがは文明の利器である.
のちにこの道具をもってしてもめちゃめちゃ苦労する頑固な瓶にも遭遇するのだが,この時は割と簡単に開いた.
しかし…なんか色おかしくね?
うーむ.腐ってはいないのだが.どうも匂いが,スパイシーな感じがするんだよね.
カビ?な訳はないよな.なんかコショウみたいな何かを感じる.
うーむ,火を通してみてもあまり変わらない.食べて見よう.
うむ,まぁ,普通にジャガイモである.
元々がメークインなので,これはちょっと品種的にアクっぽさがある.そのアクっぽさが,二年半のうちにブーストされた様な感じ.
しかし,後味でなにかこう,苦味とゆうか渋みとゆうか,ピリッとしたものが来る.
芸人が三十年モノの缶詰とか食わされて「 うっ…!後でカビ臭さが来た! 」とか言ってるのはコレか〜と妙に納得した.
腐ってはいない.しかし明らかな異質感を感じる.
そうゆう時はカレーであろう.
しかしカレーのルーを切らしていたので,とりあえずシチューにしてみた.
うむ, だいぶマスキングされた (笑).
しかし,まだ何かを感じるな.枝豆で口直し.
例えばこの枝豆にしても,枝豆を枝豆たらしめている特有の香りとか渋みがある訳だ.
ジャガイモにも当然それはある訳で,我々の舌は敏感にそれを感じ取る事が出来る.よく考えるとこの能力は結構優秀である.
二年半モノのジャガイモは,その自然なカーブのうち,どこかが突出してしまった様な感じ.
その突出した部分を感じてしまう,と言えば伝わるだろうか.
チーズフォンデュ的なルーもあったので入れてみた.
チーズも香りは強い訳だが,これでは隠しきれない感じ.
リベンジ
まぁさっきのやつは,そもそもジャガイモの色からしておかしくなってたからな.
これは原因の見当がついた.保存中,瓶を収めていたダンボールの蓋がやや開いていて,遮光が不完全だったのである.
事実,その箱の中の瓶の内容物は全て似たような色彩の変化を起こしている.
日光には思いのほか影響力があるものだ.そんな事で?と思うかも知れないが.じわじわエネルギーを加え続けられると,塵も積もればでどんな変化が起こるか解ったものではない.
とゆう訳で完全遮光されていた箱から取り出した瓶がこちら.
まぁ 二年半ではなく二年 モノくらいになってしまうけど.
開封.うむ,全然違う!
ジャガイモのホクホクとした自然な香り.普通にうまそう.
続きます