目次
カホンの作り方: 私のシンバル内蔵自作カホンを徹底紹介します【DIY】
たぶんここまでマニアックなカホンを自作してる人は他に居ないでしょう(笑).
制作後10年くらい経ちますが,その間に改良を重ね,ストリートで活躍しまくる超実用重視仕様となりました.
スネア,キック,リムショット,シンバル,ハイハット(クローズ&オープン)の音が出せます.
コンデンサマイク&ピエゾ搭載でアウトプットジャック装備,開閉機構でアンプ(と若干の荷物も)格納可能,バイクへの車載やランドセルみたいに背負う事さえ出来ます(笑).
今回また少し手を入れたついでに演奏動画も録りましたので,徹底的に紹介します.
最近…
カホンにカバサをつけようと思ったのだが,専用のカバサはめちゃくちゃ高い.
なのでアリエクで送料込み\1k-でこんな感じのカバサを購入(多分赤ちゃんのガラガラとして使われているもの).
しかし,ビーズと板の間がキチキチで,まったく音が鳴らない.
しょうがないので分解し,スポット溶接を剥がす.
当然,直径が変わるので嵌まらない.ナイフで外周を削って嵌まる様にする.
さらにグラインダーで真っ二つに切断.
ハンドルが刺さっていた元々の穴を埋めて辻褄合わせ,
演奏してみる
いつものフラメンコギター弾き語りに,このシンバル内蔵自作カホンカバサカスタムと,近日紹介予定の格安中華6弦ベース(送料込\24k-)を重ねてみた.
まず,弾き語りで「CH1: ボーカル,CH2: フラメンコギター」を録音,次にカホンを「CH1: 前面(スネア音+カバサ/疑似ハイハット),Ch2: 背面(キック+シンバル)」を録音,最後にベースを重ねた.
この5chのみで,その他のオーバーダビングは一切していない.もちろん全て一発録り.
ダイナミクスと空間系を用い,YAMAHA 01X によるハードウェアミックスで全体の音をまとめ,最後にVSTプラグインのトータルコンプで仕上げてます.
なお,曲はバンド時代に友人が作った曲で,敬意を表して原曲アレンジ重視で演奏してます.
是非低音が出るヘッドフォンで聞いて下さい.
以下,過去の記事に断片的に登場してたシンバル内蔵自作カホンの情報です.
多少時系列は前後しますが.全てこのページに移動,集約しました.参考にして下さい.
初期の写真
製作直後の写真.
これは,箱の形に作るだけなら,誰でも出来ます.
が,きちんと楽器として,ドラムの代替品として使える音にまとめるには,だいぶ試行錯誤があった.
トライアンドエラーを繰り返し,やっと完成したもの.
ちなみに上に乗っかってるタンバリンは,ダイソー製.
足で操作出来る様に改造し,ややサスティンを押える為にミュートを追加した.
が,それが壊れたので,いまはウッドシェルの多少マシなの使ってる.けど,こんなもん,ぶっちゃけ何でも一緒.
んで,ストリートでも使いまくってて,もうボロボロ,幾度もの改造を重ね,もはや別物に.
具体的に言うと,シンバル内蔵,
背面ドアでアンプ格納可能,などです.
写真ではピグノーズをいれてガラガラだけど,DA-5がキッチリ収まる様に設計してます.
自作カホンを荷物コンテナに改造
箱の形してんのに,箱として使えないなんて,どんだけゆとり(←?)だよ!!とか前から思ってて.
内部メンテナンスするのにも便利な様に,パカ!って開く様にします.
縁に強化用の角材を付けて,ノミとハンマーで蝶番を埋め込む溝を彫る.
以前からコンデンサマイクとアウトプットジャックは装備してたが,アンプのラインINにゲイン調整がないので,そのまま繋ぐと音量大きすぎてハウリングしまくる.
他の入力チャンネルに繋げば良いのだが,他は他で使いたいので,カホン側にボリュームを付ける事に.
そのへんに転がっていたギター用の250K Aカーブ.
自作のコンデンサマイク&電源回路.WM-61A.
内部.
真ん中に張ってるバネは「スプリングリバーブ」で,これも前から装備していたが,張る場所を変更した.
こんな感じにアンプを格納出来る様に.
スプリングはアンプの押えを兼ねている.
(このアンプの後ろから飛び出たボルトは,塩ビ管で作ったマイクスタンドと譜面台を立てる為の金具.
続きます