という訳で,シマノお客様相談室から新品の左 STI レバーが,いつもコンポーネントを買っている店からホローテック2のクランクと BB が届いた.
旧クランクと BB は…トリプルという事もあってオークションでも売れそうにない(汗).
不良在庫抱えてしまったと言うか…ばかげた選択ミスで一体幾ら損失が出ているのか,考えたくもないと言うか(–;
考えていたよりルックスは悪くない.
ちなみに,このアルミの削りだしっぽいクランクの中は空洞になっているらしい.
旧クランクに比べて,ディレイラーの移動量が小さくて済む様,ギアがより内側に,より間隔が狭く取り付けられている.
で,フロントディレイラーはこのクランクの専用設計なので,旧クランクでは移動量が多すぎ,バネのテンションに負けて次の様な弊害がもたらされた.
はっきり言って致命的(–;10sという魔法に取り憑れさえしなければ,適当に SORA の 8s とかで全くの無問題でしかも格安で組めたのだが.
- アウターワイヤーの変形破壊(3回)
- Wレバー台座の回転(フレーム交換確定済み)
- STI の故障(交換済み)
塗装侵食部分.
黒部分に広がった剥離は当然修正した.
そのままでも遠目にはそれ程目立たなくなったが,ダメ押しでステッカーで目隠し.
有田までシェイクダウン.
駆動系全てが同じ5600番台のコンポなので,変速性能も設計上の性能が出ており申し分ない.
Beam XOP が逝きかけなので以下の高圧ポンプを導入.10気圧で走ってみたが,衝撃が激しくて疲労がハンパではない.
7気圧程度まで下げて,ポジションももう少し楽な設定に変更した方が良いかも知れない.
パナレーサーの高圧ポンプ.
あさひで購入したが,リュックとか持ってなかったので,延々と手に下げて帰ってきた(–;
ホイールの初期振れ出しがまだなのだが,この作業をする時,ニップルを交換する可能性があるので,リアのリムフラップは MTB 用のゴミみたいなゴム製のものを使っていた.
というのも,シマノ製の 650C 用リムフラップは固すぎて(高圧対応?),一度装着したらまず外せそうにないからである.
で,このゴミフラップで10気圧ぶち込んでみたところ,なんとリムフラップを押し出してチューブがスポーク穴の外に洩れ,あっという間に裂けてしまった.
走行中に起こっていたらと思うとぞっとする.
どうもロードレーサーって,なにもかもがミッションクリティカルすぎて(–;;
速い事は速いんだが,犠牲にするものが多すぎるんだよなあ.
実はロードを始めた理由は,その速度域を体験し,速度を出すための構造の本質を見極める為である.
最終的な目標は,MTB の良さとロードの良さを組み合わせ,オリジナルのツーリング車を生み出す事にある.
より遠く,より速く,より快適に走れるチャリを….