アンタレス305 シマニョーロへの道

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301 復活の為,コンポーネントを買い漁っている.
305 の幾つかのパーツが置き換わった.
デジタルバネ秤が届いたので計ってみたところ,7.825~7.85kg であった.
クリンチャーじゃ,せいぜいあと150~300グラムが限界か.
やはりチューブラーで廃人ホイールを組む必要がある.
とりあえず現在の状態.

まず一番の変更点は,シマニョーロ化した事である.
昔使ったダイアコンペブレーキレバー + バーコンをまた使ってみたく,予算の問題もあってまたそれにしようかと悩んでいたのだが,重量を計算してみると 350g 以上は軽くイッてしまう事が解った.
そんなに重いのなら,スラム(RED がやたら軽かった事だけ覚えていた)と大して変わらない事に気づいたが,同じ重量ならダンシングで変速出来るレバー系を選択すべきであろう.
しかしスラムはどうしてもあのデザインが好きになれなかったので,カンパニョーロに行き着いたのは自然な流れである.
という訳でヴェローチェ.
後述の EQUAL PULLEY が使いたかったので現行モデル限定で物色した所,レバーがカーボンになっているケンタウルが欲しくなったが予算オーバー.
結局,色々あって落札金額よりさらに安くして貰えたし,こちらにして良かったと思う.
レバーはどうせボロボロになるんだし,カーボンなんてただのお金持ちが好むシマシマの板だし(ぉぃ).



ハンドルは TNI のクラシックの予定だが,まだ手もとにないのでとりあえず j-fit(実測したら260gくらいあった(–;;)
この様に,やっとあのザリガニや甲殻類系を意識したろくでもない変速ワイヤーから開放されたのである.
(ちなみにシマノの最新のクランクは明らかにカブトガニを意識していると思われる)
エルゴの装着には T25 トルクスが必要な他,本来はワイヤーもカンパ専用でないとダメだが,値段が 1/3 くらいの廉価なシマノ製の頭を加工した.
全体的な評価や,製品としての完成度では,シマノに軍配があがるという感じは否めない.
ツッコミどころ満載とは言え,なんだかんだ言ってシマノの完成度はやはり高いと言わざるを得ない.
が,カンパも実用上十分な機能と強度を持っている.そうでなければツールで使われる訳がない.そしてシマノより圧倒的に軽い.工芸品と質実剛健な実用品の違いと言うか.
変速性能は,駆動系がシマノそのものなので従来と変わっていないが,操作感は STI よりクリック感が強くカッチリしている.
STI の場合,ワイヤーを引く動作の時はスプリングの引きを感じられるが,エルゴの場合はワイヤーを引っ張るレバーも開放するレバーも同じ様な強さである.
しかも開放(トップ)側も多段シフトするので,最初はかなり戸惑った.
これだけ見れば単に慣れの問題だが.301 で STI を使い続ける場合,操作がごっちゃになるのは目に見えているのである(–;;
シマノ駆動系への変換は,最近出たばかりの EQUAL PULLEY という製品を利用している.
従来はシフトメイトという商品名で,ディレーラー手前にインデックス量変換の為の滑車を付けるのが一般的だったが,EQUAL PULLEY はレバー内部のタイコを置き換える為,スマートである.
元々シマノの為に設計されたのかと思えるほど,一発で適合してしまった.
しかし,あのプーリーは,自作出来なくもないと思われる.
もう組み込んでしまったのでいまはやらないが,アルミ削りだしか,型どり君+プラリペアでもいけるかも知れない.純正は樹脂製だし.
(考えてみれば,次からはシフトメイトさえもう買う必要はない気もする.カンパ純正のレバーがあるのだから,ワイヤーの引き量は実測出来るし)
次にこれ,スギノコスペア.
うっとりするほど美しいのである.オクタリンクとスギノマークはそのうち剥がれるだろうけど.

何故これにしたかと言えば,305 に付属してきた BB-7700 が実測 175g と軽く,分解してメンテナンスしているうちに愛着が湧いてしまって,どうしてもそれを使いたくなった為.
しかし,オクタリンク時代当時はまだコンパクトクランクが一般的ではなく,シマノの純正品には選択肢がない.色々と探しているうちにこのコスペアに行き付いたが,とっくに廃盤の様である.当然といえば当然か(–;;
そうこうしているうちにヤフオクに新品の 165mm のデッドストックが出品された為,即決となった.
BB とあわせて 740g しかない.剛性感は低いと言われれば低い気もするが,個人的には全く問題なし.48-34 という組合せも良い.
テクトロ RX-20C キャリパーブレーキ.

実測 315g と軽量だった.
が,これこそ剛性感まるでなし(笑).握った感じはグニャグニャだし,実際 423AG の時と同じく,リムへのアタリもさほど平面が出ていなかったので修正が要った.
とは言え,エルゴの性能か,これでも十分過ぎるほど止まる.危ないほど止まる!
考えてみればぐんにゃり効かないとロックして危ないと言えなくもない.
送料込み \4k- なら十分満足できるブレーキであろう.
以上の変更で合計 350g 以上の軽量化となった.
この重量差は,車体を持ち上げた時,実感出来た…様な気がする.
301 が復活出来るまでまだ手を入れる予定である.
エルゴがあまりに良いので,次はこれがシマニョーロされるかも(–;;

久しぶりに乗ったが,街乗り用としては,値段の割りにはやはり結構良い.

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書いた人

me 小津雪ヲ: 生きるとゆう事は,雑多な問題に対処するとゆう事.
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