グラインダー3
数年ぶりに買ってみた.
私がこの文書をはじめて書いた頃から,もうマキタ互換もだいぶ一般的になってきて,アマゾンで普通に買えるし,しかも値段も安くなっている.
マキタそっくりなやつ.アマゾンにて\5k弱で.
ただ同じ100mmだと面白くないので,125mmのちょっとデカい砥石が付けられるやつを買ってみた.
(125mmの砥石の在庫がいっぱいあったから買ったとも言う.)
購入前の調査では,毎回毎回いちいち低速から始まるので,モード切り替えが面倒との事だったが,私の買ったものは改善されているのか,最後に使った速度を記憶してくれる様だ.
多ければ良いというものでもないので,少し隙間が出来るくらいにモリブデングリスを注入しておいた.
砥石交換時の固定ボタンの掛かりが悪いというレビューもあったが,私のものは普通に使えた.
また,電源投入スイッチが硬いとの事だったが,それも問題なし…というか,一旦下に押し下げてからスライドしなければいけないので,多分レビュワーの多くはその動作を理解していないと思われる.
問題は,この部分にメッシュが貼り付けられていない事.
このタイプのグラインダーはかなりホコリを吸い込むので,これは気になる.
赤い方のグラインダーはここが脱着式になっていて,メッシュも交換出来るのだが,こいつは完全固定の様だ.
上からメッシュを貼り付けてマキタそっくりにするか,もしくは内側に貼るか?
左半身を下に殻割り.赤い方のグラインダーを何度か分解清掃しているので慣れたものである.この手のものは基本的に構造は全て一緒.
赤い方よりは内部構造に余裕がある.
もとに戻す.この部分が難しい.
磁力で激しく吸い付くうえ,開き気味になるので,この様に抑えつける感じで締め付けておいてプラハンで叩き込む.
という訳で気になる部分は改善した.以下,サイズ比較.
上: 125mm砥石+9Ahバッテリー
下: 100mm砥石+6Ahバッテリー
唯一気になるのは,ピニオンギアのバックラッシュが良くないのか,スイッチをOFFした時に余力で回っている時のガラガラ音が半端ない.
簡単な方法ではうまく調整出来なかったので,気にしない事にする.
まぁ開先加工とか溶接ビードをちょっと削りたい…とか,軽い作業ならコレで十分かな.
でもビードをがっつり削りたい時は,やっぱりACの大型グラインダーには敵わない.別次元の切削速度なので.
2024追記:
私は鍛冶屋(鉄工所)なので,人様の軽く10倍以上はこの手のグラインダーを使っているが,少なくとも所謂ベビーサンダーに相当するものとしては, もはやAC機は使用しなくなりました .
数年前に購入した赤いものと共にガンガン使っていますが,どちらもまだ壊れておらず,元気に使えています.
ただ,切り粉と赤錆の吸い込み量は人様と比べてもハンパないので,使用後は隙間という隙間からブロワーでホコリを吹き飛ばしています.
ちなみに,オレンジのものは自立しないのがやはり気に入らず,処分しました.
続きます