半自動溶接機の紹介と直流化改造

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直流化改造

先人の記録をたよりに直流に改造する.
デフォルトでは,スパッタがあまりにも酷い.

1000V50A ダイオード.
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昔の Pentium2 用ヒートシンク.
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ビス止めする.
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ここの隙間に収める.
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トランスからのメインのワイヤーは実はアルミなのでハンダ付け出来ず, 何も考えずに切ってしまうと悲惨な事に なる.
写真ではダイオードに直接ハンダ付けしているが,圧着端子のほうが良い.
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連続使用でダイオードが一つ燃えたので修理時に圧着端子に改善した.
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回路図追記

改造ネタの元とさせて頂いたサイト様は,どうやら引っ越しの際に消滅してしまったらしい.
検索で飛んで来られる方が多いので,これでは不便であろうと,簡単に手書きしてみました.
元サイト様には非常に素晴らしい回路図が掲載されていたのだが,著作権的にそのまま掲載する訳にもいかないので.
ちなみに,この型の溶接機をなんとガス仕様にまで改造されていた.凄すぎる.
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緑が交流,黒がマイナス,赤がプラス.
なので,アースクリップにはプラスを接続する(溶け込みが良いとされている).
解らなければ聞いて下さい.でも,これ見て解らない様だと,そもそも改造そのものをやめた方が良いかも.

自動遮光面の改良

自動遮光ゴーグルを購入.
しかし,これでは目は保護出来るが皮膚は保護出来ない.
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なのでダンボーラー(笑).
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とゆうのは冗談で,半自動に付属する玩具の面.
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を加工し,この様に埋め込んだ.
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既製品みたいな精度だろう?()
はじめからこの様に改造するつもりでゴーグルタイプを買ったが,\3k-も出せば最初からヘルメットタイプが手に入るのでそちらをお薦めする.
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使用した感想

私は家が鉄工所なので,通常の三相200Vのものや,古くて巨大なディーゼル仕様の現場用ウェルダー,比較的コンパクトなガソリン仕様のそれもあり,もちろんスズキッドの100Vの家庭用溶接機も家にあるが,全て MMA なので使いこなす自信はない.
半自動の登場でやっとまとも(==なんとか実用出来るレベルとゆう意味)に溶接出来る様になったと言っても過言ではない.

但し,消費電力はハンパないのですぐにブレーカーが落ちる.
なので,騙し騙し(休み休み)使うしかないが,これがまた綺麗なビードを作れない原因になってたりもする.
ただ,上記のガソリンウェルダーから電源を取ればそこそこ溶け込むとは思う.
まあ,元より定格使用時間は10%程度のものなので,どこまで連続使用に耐えられるかは疑問だが.

ひとつだけ言えるのは,少なくとも家庭用100Vとしては,従来品よりは劇的に改善しているとゆう事.
玩具みたいな手棒溶接機では本職溶接工でさえまともに溶接出来ないが,この手の半自動であれば,素人でもなんとかDIYレベルの溶接が可能.
しかし,資金に余裕があるなら,はじめから単相200V/100V両対応のインバーター式を買う事をお薦めする.
1万円でコレを買うより,3.5万も出せばかなーりまともなものが買えるので.

ただ,私なら「複合機」は避けるかな.
半自動+MMA くらいまでなら良いでしょう.
まあ TIG 機能も付いてても良いとは思うけど,それは別筐体にしたくない?
少なくともプラズマカッターはどう考えても別のものとして単体で買うべきかと.
どれかひとつの機能が壊れた時の事を考えると,ひとつの筐体にイロイロ付いているとゆうのは面倒でしかないぞ,多分.

↓知ってる人はもう知ってると思うけど,コレは自作界隈で「使える!」とものすごく評判になっているもの.絶対コレ買ったほうがいいです.

以上,参考になればと.

マキタ互換工具については以下:

現在,私が使っている半自動溶接機は HITBOX MT2000II です.

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書いた人

me 小津雪ヲ: 生きるとゆう事は,雑多な問題に対処するとゆう事.
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