MTB改造,里山ライド

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ホイールを組んだ事は以前に書いたと思う.
これは MTB ルック車パーツ排除計画の中でも極めて重要な部分である.
ボスフリーの曲がったシャフトはすでに限界で,クイックリリースの締め方によってはスイングアームにタイヤがぶつかる始末.
ホイール交換に伴って,互換性のないパーツも交換になった.
まずスプロケット.スラムの 8s を選択した.これは,9s だと現行商品になるので,どうしても高くつく.シフターもチェーンも交換になるからだ.
8s なら少なくともチェーンは流用出来る.シフターもマイクロシフトとかいう安い 8s 用を落札(これに関しては,のちに事件が起こる).
それはともかく,必要なパーツが足りないので,組み込みたくても組み込めない.ついにフライングして,シフターも 7s のまま,しかもブレーキなしでインストールを実行(–;
ここでまたしてもルック車の秘密が明らかになる.
なんと,ディスクローター取り付けの 6 穴が独自規格.シマノと互換性なし,なのである!
つまり,このハブには,このローターしか使えない.この自転車を作った奴は,後でパーツが壊れた時の事とか,考えた事もないんだろうなあ.
売り付ける時だけ自転車の形してたら良いんかよ(–;
まあそんな訳でディスクブレーキもアッセンブリー交換となった訳だが,それはそうとブレーキなしはさすがにヤバいだろう,という事で,そのへんに転がっていた半ジャンクな V ブレーキをフロントにのみ搭載(リアには取り付け部のシャフトがなかったので).


一日だけの V ブレーキ仕様.
こうして見ると,スマートな感じで V ブレーキも良いな.なにより軽いのが有りがたい.
シフターはオークションでなげ売り状態のものを買ったのだが,これでトラブった.
まず,出品商品の写真が 7s の流用.振込先が不明(自動落札メールに記入されてるとの事だったが,即買いが設定されているにも関わらずオークションが終了しておらず,そのメールも届いていなかった).さらに発送から到着まで二日以上経過.しかも梱包ミスで 7s が入っていた(–;
で,文句のメールを送ったが土日なので連絡がとれず,月曜まで待って(落札から一週間以上経って)やっとこさ良品を再発送とかいう始末.ブチ切れ.
で,散々ゴネてゲットしたのが以下のサドル.
そこそこ良い品.たぶん \5k クラスであろう.
長時間座っていても疲れない.軽い.なによりダウンヒルで後ろ側への荷重移動がし易い.

そしてついに,コアパーツが揃った!の図.
全てを組み込み,さらに実験的にステムを逆に取り付けている(後に正常に戻したが).

さっきからワイヤーの色が違う事に気付いただろうか.
グランジのアウターワイヤー.赤が品切れだったので,ウィンドブレーカーの色に合わせて黄色にしたが,ちょい攻撃的過ぎるか.
ちなみにインナーは XTR と デュラエースを使用している.言うまでもなくシマノの最高グレードのものである.安いワイヤーだけだがな(–;
ポンプも,使えなかった前回のイタリア製に代わって beam のミニフロアポンプを採用.
若干重いが,これはかなり良い.バルブが英米仏と全対応,短いホースが伸びるし,ポンプ自体足で地面に固定出来る.T字
ハンドルはアウターチューブに取り付けられているので手を挟む心配もない.なにより空気がしっかり入る!
前回の空気入れの形をした空気抜きとはえらい違いだ.
唯一の欠点は,その重さのせいで,ポンプ自体がフレームから外れやすくなった事.トレイルで二回程落ちたので,現在は裾用のベルトで固定している.

ハンドル周り.ずいぶんとすっきりした.
結局,シフターは別の出品者からアリビオのラピッドファイアを買った.
その後マイクロシフトの 8s も届いたのだが,後に紹介するローノーマル採用につき,グリップシフトでは物足りなくなった為である.

シマノのディスクブレーキ.
BR-M495 なので,Deore の下.つまりアリビオクラスだが,グレード名は与えられていない.
Deore も考えたのだが,重量を考えてこれにした.
構造からして,さすがにノーブランドとは全然違う.緩み止めがそこら中に入りまくり.
スタンドも軽いものを買ったが,構造的にも想像出来る通り,ぎりぎり機能するかしないか程度(放置コケした事もある).これは後に交換が必要になるだろう.


そしてハブ毛!ディオーレにハブ毛ですよ.
どこかの WEB ページで見たカスタムで,その時は MTB にハブ毛?とか思ったものだが,意外にもマッチする.
色さえ合えば,遊び心があって良い感じである.汚れやすい MTB にこそ必要なアイテムであろう.

そしてラピッドファイア導入を決意させた今回のカスタムの要.
ディオーレのリアディレイラー,ローノーマルである.
バネの設定と動作が従来とは逆で,これにより,登りで必要になるローギア側へのギアチェンジが迅速に行なえる他,右手と左手でシフト操作が統一される.
使用感は極めて良好.今後のデファクトスタンダードになるであろう.

サスに泥が詰まるので,余っていたエンビ板でマッドガードを自作した.

全景図.ステムの天地は元に戻している.
だいぶオーラを感じるバイクになってきたが,まだどこか違う.
この時点で,使われているルック車オリジナルのパーツはペダルのみである(–;
街乗り車としては,フレームを交換した後あたりからすでに俺的完成の域には達していたが,オフロード走行性能との兼ね合いという点で見れば,まだ改良点はある.

という訳で,早速試走である.和歌山方面への買物も兼ねて,船尾山を越えてみる事にした.
Sarin 第一スタジオの前を通り過ぎ,こんな竹薮の中を登って行く(というか,担いで行く(–;).
トレイルとしては,「極上」の部類に入るんじゃないだろうか.



看板だらけの三差路と頂上付近の鉄塔下.


頂上.和歌山方面.左手が片男波で,右手には名草山が見えている.

そして和歌山側に下って行くが,面白いポイントを発見.
まず,この看板を見てもらおう.

三角点の方向,つまり,この看板では矢印の方から来たのだが,そちらはこうなっている.

さらにこの上は比較的なだらかな直線が続いており,スピードも乗りやすい.
そしてダメ押しで最後のこの下りに続く訳だが,急ブレーキをかけた後が地面に残っているのが解るだろう.
何故なら…

その先はコレだからである(笑).
もうマジ「池ポチャ」出来ます.
それはともかく,無事船尾山を越えて,和歌山市へ.
途中,アドバルーンを発見.
目撃するのは何年ぶりだろうか.
子供の頃はよく見かけたものだが,いつの間にかそんなお気楽な世の中ではなくなってしまった.

気球が再び上がった!
買物を済ませ,再び船尾山へ和歌山側からエントリー.
途中,何度も道を間違えた(–;

この地蔵でひと休み.
近所の人達が山の整備のついでに集まったりする所だろうか.

再び山頂にて.

どこか変わったかって?
サイクルベースあさひにフルフェンダーを買いに行ったのであった.
これは前からやりたいカスタムだったのだが,やって良かった.
以前のお子様フェンダーと比べて 110g 程重くなったが,それでも R190g, F160g という樹脂製(とは思えない光沢)の軽さは脅威的.
お子様フェンダーだと,付けた瞬間チープなルック車風に成り下るが,このフェンダーだと,MTB のフォルムが崩れないのも良い.
そして,お約束のなんちゃってパノラマ.海南側.

他に買ったものとしては,以下の鍵とコンパスベル.



鍵は以前のゴツいセットが 230g であったのに対し,新しいものはわずか 70g という軽さ.
再設定可能なダイヤル式なので,鍵(キー)そのものを忘れて施錠不可能,という事もない.
本気で盗る気でクリッパーを持って来られたら,ゴツいワイヤーでさえかなわない.
という事は,施錠の目的とは「チョイ乗り防止」でしかない.これで十分.
コンパスベルは,GPS 全盛のこの時代,まあファッションだな(–;
以前のベルは鳴らしても相手に気付いて貰えない事が多かったが,今回のものはベルそのものの音がだいぶ大きくなったので良しとする.
あと写真を取り忘れたが,バーエンドに内蔵可能なバックミラーを買った.
これも,実用性ゼロのファッションだが,組み込みに散々苦労した.
忘れなければそのうち写真を撮っておこう.

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書いた人

me 小津雪ヲ: 生きるとゆう事は,雑多な問題に対処するとゆう事.
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