回想:年間釣果報告抜粋(2017) プロアングラー()の釣果

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夏〜

また今度カマスの時に説明するけど,私独自の特殊なメソッドで エステル0.5号 の超ライトワインドでカマスを狙ってて食ってしまったシオ(カンパチ).
知ってる人は知ってる事だが,シオは青物の中でも突出して別次元に引く魚である.
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これは誇張ではなく,2.2lb でこいつを獲れるのは私ぐらいのものだろう.シオはこのサイズでも PE0.6~0.8のライトショアジギの糸を引きずり出して走り回る魚なのだ.しかもやたらとストラクチャに向かう性質があり,ちょっとでも岩の隙間があれば根魚か!ってレベルで躊躇なく入って行く.
当然,あっとゆう間に波止下に潜り込んで根に入られた.このラインでは間違っても勝てる相手ではない.が,こっちもプロである.
ラインを擦られない様に,自分自身が波止に腹ばいになって腕を限界まで下に伸ばして,穂先を海に突っ込んでギリギリで耐える.
相手が油断した時に一気に勝負に出て引きずり出してやった.
糸が出ている量に応じて,破断限界とゆうのは変わる(出ている量が短ければ伸び率が少ない分切れやすい)のだ.指のフリクションでドラグを操作(指ドラグと呼ぶ)し,100で切れるとしたら99まで,竿の弾力と糸の破断張力限界までを使いこなす.
私の場合,こうゆう状況を何度も経験して何度も悔しい思いをしてるので,カマス狙いと言えど(とゆうかどんな釣りの時でも)ランディングネットは持ち歩いているので,普通なら99%獲れない魚でも,なんとか1%のチャンスをモノに出来る事があるのである.
大事な事なので二度言っておく. 2.2lbで獲った魚だから .とか言ってもライトゲームの事が解るガチ諸氏にしかこの価値は理解して頂けまいが.
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当然,特別扱いの姿造りだ.
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一般にカマスと言えばミノーのリトリーブで狙う人が多いが,その先のレベルで数を出そうと思えばボトムの高速ダートを追求していく必要がある.
先程のシオの頃はそうやって狙っていたのだが,数が出なくなると他の場所を探しはじめるので,別の湾で別のカマス群れを発見する事がよくある.
それぞれでミノーが有効であったりライトワインドしか食わなかったりと状況は様々である.
この頃はミノーで釣れる群れと時期だったので楽だった.
だからヒラも食ってしまったとも言う.こいつはごく近年にここいらでも一般的に見られる様になってきた魚だが,昔は釣れなかった.
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そして青物ラッシュがはじまる.
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中型青物,太刀魚が連日お祭りレベルに釣れた.
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湾内に大量にいたベイトは,およそ一ヶ月の間に,ほぼゼロになるまで食い尽くされた.
太刀魚はもう外道扱いで,青物を釣りたいものだから,時合を逃すまいと ろくに確認もせず 4F サイズでさえ次から次へと蹴り込みリリースする始末.
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デカサバも引く魚で,一瞬メジロかと思わせる.
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ポッパーでも何匹か仕留めた.
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波止が連日この有様である.
釣れてる事が悟られない様に,血は全て洗い流して証拠隠滅を図る(当然).
まぁ,バレるのは時間の問題で,すぐに人だらけになるのは分かりきっている事なので気休めだが.
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このサイズと言えど青物はめちゃめちゃ引くので十分面白い.
釣りとは要は対象魚とのタックルバランスなんでね.
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刺し身で食いきれないのでサイコロステーキになんかもしたっけ.
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サゴシは小さいとイマイチかな.
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とにかく脂が乗っていない.
あせ寿司にしても微妙だし.
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逆に,サバはこのサイズともなると マジでめちゃめちゃ旨い から.
食い方のイチオシ?シメ鯖に決まっているだろう.ダントツですよ.
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色々と魚を食ってる私だが,冗談抜きでコレが至上にして最強かも知れない.
サバはアニサキスのホストなので,釣った後はすぐに内蔵抜き処理をしないといけない.
普段は腸の近辺にいるアニサキスが,魚が死ぬと温度の低い所を求めて身の中に移動するのである.
とは言え,アニサキスの寄生度合いには地方差があり,この辺では,殆ど見かけた事はないのだが.
さらに,サバは足が早いので,熟成させるよりは早く食べるべき魚である.
つまりシメ鯖とは,アングラーのみが味わう事の出来る食べ方なのだ.
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ここでひとつ面白い話をしよう.
連日の青物祭りで太刀魚が外道だった訳だが,青物は日が昇ってからなので,やはり朝マズメは太刀魚を釣る事になる.
それで, なるべく釣らない様に ポッパーで狙ったりしていたのだが,水面を滑るポッパーに対して太刀魚が右に左にとジャンプで食い掛かってくるレベル.
それでもいつかは掛かってしまう訳で,掛かった後は普通にファイトとなる.が,突然, 重量感が変わるのだ.
上げてみると, 3F サイズの太刀魚が,長さ10cm になって 上がってくるのである.
なんじゃこれは?と思ってその太刀魚を捨ててまた投げると,また同じく食いちぎられた太刀魚が上がってくる.
太刀魚は共食いする魚なのだが,このサイズの太刀魚を捕食する太刀魚っていったいどんなサイズだよ?!と思ってライトで足元を照らしてみると, 一反木綿か!とゆうようなサイズの太刀魚が,足元を悠然と泳いでいた.そのサイズ,長さにしてゆうに2メートル以上
F で言えば10F以上?知らんけど,まさにドラゴンであった.
次の日から,青物狙いなんかで使うダイペンを投げ始めたのは言うまでもない.
(何度かコンタクトしたが通常サイズがちょっかい出してきただけだろう.あのサイズがオカッパリからそう簡単に釣れてたまるか)
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この年は外道で割とチヌも釣れた.
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別個体(チャリコは色違いのシャレのつもりでキープしてきた).
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ラッシュ中のアベレージサイズはこんなもんかな.
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マルアジ.ギリ尺だが例年だともうちょいマシなサイズが釣れる.
手っ取り早く尺アジをものにしたいアジンガー諸氏には夏のこいつをお勧めする.
マアジで尺となると少なくともこのあたりではかなり難易度が高い目標と言える.
ちなみにマルアジには100%の確率で通称「エイリアン」所謂タイノエが寄生している.
そのせいもあってただでさえ細い体高がさらに痩せているのだ.
メタルジグのフックにタイノエだけが掛かって タイノエが釣れた事もある….
アジからすれば,寄生虫を駆除してくれてありがとうって感じか?(笑)
マアジであれば寄生されていない事もあり,その場合はやはり体高も立派である.
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青物&太刀魚の噂が広まって連日人だらけになる頃にはもう下降線なので,我々地元はもう別の場所でカマス狙いに切り替えている.
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カマスにはヤマトカマス(または水カマスや青カマス)と本カマス(赤カマス)がある.
右下の四匹が赤カマスで,通常はヤマトカマスが終わったあと,遅くから赤カマスが入ってくる.
浜値は後者のほうが倍以上高いとされている.身も締まっていてうまいが,ヤマトカマスでも釣った後の処理が適切であればそう遜色はなく,刺し身で十分に美味く食べられる魚である.
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それぞれあせ寿司,柿の葉,炙り,酢〆である.
どれもうまいが,この中ではあせ寿司が特筆レベル.
卵はぬか漬け卵.スモークの様な味がする.
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カマスの一番うまい食い方は誰がなんと言おうとあせ寿司だが,刺し身であれば酢〆がイチオシである.
下が酢〆,上が炙り.もちろん米は三分づきだ.
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続きます

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書いた人

me 小津雪ヲ: 生きるとゆう事は,雑多な問題に対処するとゆう事.
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